2008年4月8日火曜日

ノバルティスによるアルコン買収

つい先ほど、以下のようなニュースが入ってきました。アルコンは記事にあるように、食料品大手ネスレの上場子会社で世界最大の眼科関連企業で、時価総額は4兆円にもなります。ある会社が1000億円程度の買収で世間を騒がせてすったもんだしている間に、世界規模では、より大きな戦略的な動きがあったのです。
以下のニュースは、HOYAのこれからの経営にとっても重要な意味を持つのですが、おそらく日本のアナリストやマスコミの方は良くわかっていらっしゃらないと思いますので、近日中にこのブログ上で、お話したいと思っています。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080407AT2M0701X07042008.html
スイス製薬大手、総額4兆円の大型買収・ネスレの眼科医薬子会社
 【フランクフルト=後藤未知夫】スイス製薬大手のノバルティスは7日、食品世界最大手のネスレから眼科医薬品子会社のアルコンを買収すると発表した。年内をめどにアルコンの25%の株式を取得し、さらに52%の株式を買い増す権利を持つことで合意した。総額で約390億ドル(約4兆円)の大型買収となる。
 アルコンは、1945年に米テキサス州で薬局として創業し、点眼薬やコンタクトレンズケア商品など眼科分野の最大手メーカー。78年にネスレが買収し、77%の株式を保有する。昨年の売上高は約56億ドルで、従業員数は約1万4500人。
 合意によると、ノバルティスは約110億ドルでアルコンの25%の株式を取得後、2011年7月までに約280億ドルで52%の株式を追加取得する権利を持つ。他の株主が保有している残りの23%の株式を取得する義務は負わない。 (07日 23:28)

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