2008年4月26日土曜日

活躍するインド系アメリカ人(2)

若くして成功した投資家という一例では、ディナカール・シン(Dinakar Singh)氏が有名です。

1990年に名門エール大学(コネチカット州ニューヘブン市にあるブッシュ大統領の出身校)で電子工学を専攻して卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社し、プロップ・デスク(会社の自己勘定でトレーディングを行う部署)で大活躍し、20代後半の若さで、同社歴史史上の最年少で同社のマネージング・ダイレクターになる。現在は、テキサス・パシフィック・グループ(TPG)と共同で設立した投資会社の責任者を務めているとのことですが、別の意味で一定の知名度があるのが、脊髄性筋萎縮症(spinal muscular atrophy:SMA)に罹ってしまった娘さんのためにも、同じく金融界で活躍していた奥さんともども、この病気の治療法を研究するための慈善活動に熱心だということ。 

例えば、コロンビア大学の医学部のサイトを検索していると、シン氏の以下のような情報もでてきます。
http://ps.cpmc.columbia.edu/annual/report06/development.html

エール大学のサイト
http://www.yale.edu/

ゴールドマン・サックス証券のサイト
http://www2.goldmansachs.com/

医学研究に個人資産を寄付するというのは、北米では良くあることですし、実にロックフェラーからの伝統ともいえますが、その一翼をアジア系のアメリカ人が担っているわけです。

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