2008年4月29日火曜日

HOYAの2007年度営業利益が前年度比11.3%減の発表について

以下のニュースについて、私からもコメントしたいと考えています。今週中にこのページを更新したいと考えていますので、宜しくお願いします。

「HOYAが反落、前期連結営業利益は11.3%減」の記事
http://www.excite.co.jp/News/economy/20080428163900/kabu_20080428100597.html
http://money.jp.msn.com/investor/stock/news/newsarticle.aspx?ac=K20080428031&cc=12&nt=01

HOYA<7741.t>が反落。午後1時に発表した前08年3月期連結決算を受け、株価は一時220円安の2725円まで売られた。 前期決算は営業利益で前々期比11.3%減の950億4600万円と2ケタ減益を計上した。四半期ベースで見た営業利益率は第2四半期(07年7~9月)の26.6%から第4四半期(08年1~3月)には13.3%へと急低下(前期通年では19.7%)しており、嫌気されている。要因は半導体用フォトマスクやHDD用ガラスディスク、光学レンズなどを手掛けるエレクトロオプティクス部門の低迷。一部の主要製品の価格低下や新製品への対応の遅れなどが影響したという。

なお3ヶ月前時点(2008年1月28日)の会社予想は、1011億円とされていました。
HOYA<7741.t>、08年3月期営業利益は1011億円を予想=市場予測は1105億円
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK007818620080128

HOYA株式会社のホームページ
http://www.hoya.co.jp/japanese/index.cfm

HOYAの経営に関する私の文章(2008年1月3日)
http://yutakayamanaka.blogspot.com/2008/04/hoya_08.html

HOYAのCOOに浜田宏氏就任
http://yutakayamanaka.blogspot.com/2008/04/hoyacoo.html

HOYA株式会社最高執行役に浜田宏氏就任のニュースリリース
http://www.hoya.co.jp/data/current/newsobj-578-pdf.pdf

HOYA株式会社R&Dのページ
http://www.hoya.co.jp/japanese/company/company_06.cfm

HOYA株式会社の経営理念のページ
http://www.hoya.co.jp/japanese/company/company_03.cfm

2008年4月28日月曜日

牧野洋氏(経済ジャーナリスト)がビデオニュースに登場

もともと私が注目していた経済ジャーナリストである、牧野洋氏が、神保哲夫・宮台真司のビデオニュース・ドットコムに出演しています。
http://www.videonews.com/on-demand/361370/001297.php

「不思議の国のM&A―世界の常識日本の非常識」(牧野洋氏)という著書も出していて、実は結構お勧めだったりします。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532352738/videonewscom-22
「「値段がないまま企業を買う」「わざと損をして持ち株を売る」。そんな摩訶不思議がまかり通る日本のM&A」(上リンクに引用されている、内容(「MARC」データベース)より)について、私もかねてより違和感を持っています。HOYAとペンタックスの買収も、「価格を議論せずに抽象論だけでM&Aを合意するケース」として、槍玉に挙げられています。

しかしながら、なぜこのようなまっとう内容が、日経新聞にのることがなかなかないのでしょうか。

社会学者:宮台真司氏(首都大学東京)のホームページ
http://www.miyadai.com/

宮台真司氏の記事(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%8F%B0%E7%9C%9F%E5%8F%B8

ビデオジャーナリスト神保哲夫氏のブログ
http://www.jimbo.tv/

神保哲夫氏の記事(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E4%BF%9D%E5%93%B2%E7%94%9F

牧野洋氏と神保哲夫氏の出身校:コロンビア大学のホームページ
http://www.columbia.edu/

牧野洋氏と神保哲夫氏の出身学部:ジャーナリズム大学院のホームページ
http://www.journalism.columbia.edu

2008年4月27日日曜日

鈴木洋氏(HOYA代表執行役最高経営責任者CEO)は、株主総会で株主の質問に時間制限無しで答えよ

私は何も鈴木洋氏が、「箔付けのために行った留学先の大学を、成績不良で中退したから、即経営者失格だ」とか、「シリコンバレーでの投資活動で多額の損害を会社に与えたから、経営者として不適格だ」とか、「日本の同じ規模の会社の世襲で経営者になっている人(例えばエーザイ内藤晴夫社長イオンの岡田元也社長トヨタ自動車豊田章男副社長)と比べても、平均的な学力水準を持ち合わせていない」、などということを、ここであえて、問題にしようとは思いません。またもちろん丹治宏彰氏は、技術担当者として不適格だと思いますが、それは別項で記述します。ただし、私は確信を持って言えますが、このような経営が続くと、株主に多大な損害が与えられ続けることは確実だと思われます。現にペンタックスも、既に散々な結果になっています。私の2008年1月3日時点での見解については、まず以下のページをご参考にしてください。

HOYAの経営に関する私の文章(2008年1月3日)
http://yutakayamanaka.blogspot.com/2008/04/hoya_08.html

以下の文章も、ご参考にしてください。

HOYAのCOOに浜田宏氏就任についての私の文章(2008年4月12日)
http://yutakayamanaka.blogspot.com/2008/04/hoyacoo.html

2005年秋の株主分割4分割を経て、多くの方がHOYA株式会社の個人株主になられたと思います。去年(2007年)の6月19日の株主総会に参加された多くの方は、株主総会の議事進行、鈴木洋氏(HOYA代表執行役最高経営者CEO)の対応に、失望されたのではないでしょうか。

比較して、年間1回だけ行われる、Berkshire Hathawayの株主総会では、CEOであるWarren E. Baffet氏が、時間制限無しで、個人株主を含む多くの株主の質問に答えます。経営陣は株主から経営を委託された存在ですから、それは当たり前のことと受け取られているのです。

Berkshire Hathaway社のホームページ
http://www.berkshirehathaway.com/

Warren E. Buffet氏のメッセージ
http://www.berkshirehathaway.com/message.html

別に株主総会で個人株主の質問に時間をかけ、誠実に答えるのは、Berkshire Hathaway社だけではなく、北米の株式公開企業においては、どこの会社でも基本的には同じことです。

「ヤフー、年次株主総会を開催--業績低迷で株主から非難」の記事
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20350723,00.htm

ヤフー社ホームページ
http://www.yahoo.com/

はたしてこの会社(HOYA株式会社)の取締役会では、株主価値の増加に関して、まともな議論がおこなわれているのか、多くの個人株主の方が疑問を持ったのではないでしょうか。個人株主が質問をしようと手を上げているのに、3人程度の質問に短く答えるのみで、一方的に打ち切って1時間少しで株主総会を打ち切ろうとする態度には、株主利益最優先を掲げている企業として、多くの方が疑問に思ったに違いありません。

なぜ個人株主の質問に、時間をかけて、もっと真摯に答えていかないのでしょうか。勤務先を休んで参加しているサラリーマンや、財産の無視できない比重の株式運用先として選んでいる主婦や、老後としてリタイアされた方から、貴重なお金を預かっているという認識と責任感が、足りないのではないでしょうか。 個人投資家の質問に答えることだって、そのやり取りから学べることはあるだろうし、コミュニケーションとは元来そういうものなのではないでしょうか。

(そもそも戦略というものがないのかもしれませんが、)自分の経営戦略の論理的欠陥が、議論から分かるかもしれないではないですか。 キャピタル・リサーチ(Capital Research)やフィデリティ(Fidelity)といった大口の機関投資家にも、一方的に質問を打ち切るような、個人投資家に対してと同じような対応をとっているのでしょうか。そうでなければ、個人株主軽視といわざるを得ませんし、個人株主向けのIR戦略としても、宜しくないでしょう。

私が知る限り、HOYAの役員会でも、株主総会同様の表面的なやり取りで終始し、株主価値にとって本当に本質的であるはずの経営戦略に関する議論は行われないまま、新規事業のあり方など私が提起していたことを含む、重要な問題は放置され続けています。その結果として、2年間で40%の株価下落という結果を招いた経営陣は、何らかの責任を感じなければいけないでしょう。

すでに述べたように、ペンタックス合併以前の問題に、HOYAの現経営陣は、株主価値を効果的に増やすための投資銀行の使い方がわかっていない、きちんとしたディシプリンなしに、アメリカのスタート・アップ企業に投資をしては、破産させているなど、経営能力に疑問を抱かざるを得ない状況が放置されています。これは放置していること自体が、全取締役の責任でもあります。

もし、今年も去年同様の株主総会の議事進行でお茶を濁す気なのならば、新事業が必要なHOYAの経営者として失格だとといわざるを得ません。

HOYA株式会社のホームページ
http://www.hoya.co.jp/japanese/index.cfm

HOYA株式会社(ウィキペディア記事)
http://ja.wikipedia.org/wiki/HOYA

日経ビジネス記事(2007年5月28日):HOYA、TOB合意後の「試練」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070524/125459/

Nikkei BP Net 記事(2007年8月8日):HOYA、TOB成立は単なる一里塚
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz07q3/541954/

HOYA株式会社の会社概要のページ
http://www.hoya.co.jp/HOYA_DYNAMIC/index.cfm?fuseaction=company.about

ペンタックスのページ
http://www.pentax.jp/japan/index.php

HOYAの経営に関する私の文章(2008年1月3日)
http://yutakayamanaka.blogspot.com/2008/04/hoya_08.html

HOYAのCOOに浜田宏氏就任
http://yutakayamanaka.blogspot.com/2008/04/hoyacoo.html

HOYA株式会社最高執行役に浜田宏氏就任のニュースリリース
http://www.hoya.co.jp/data/current/newsobj-578-pdf.pdf

HOYA株式会社R&Dのページ
http://www.hoya.co.jp/japanese/company/company_06.cfm

HOYA株式会社の経営理念のページ
http://www.hoya.co.jp/japanese/company/company_03.cfm

キャピタル・グループのホームページ
http://www.capgroup.com/

フィデリティのホームページ
https://www.fidelity.com/

2008年4月26日土曜日

活躍するインド系アメリカ人(2)

若くして成功した投資家という一例では、ディナカール・シン(Dinakar Singh)氏が有名です。

1990年に名門エール大学(コネチカット州ニューヘブン市にあるブッシュ大統領の出身校)で電子工学を専攻して卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社し、プロップ・デスク(会社の自己勘定でトレーディングを行う部署)で大活躍し、20代後半の若さで、同社歴史史上の最年少で同社のマネージング・ダイレクターになる。現在は、テキサス・パシフィック・グループ(TPG)と共同で設立した投資会社の責任者を務めているとのことですが、別の意味で一定の知名度があるのが、脊髄性筋萎縮症(spinal muscular atrophy:SMA)に罹ってしまった娘さんのためにも、同じく金融界で活躍していた奥さんともども、この病気の治療法を研究するための慈善活動に熱心だということ。 

例えば、コロンビア大学の医学部のサイトを検索していると、シン氏の以下のような情報もでてきます。
http://ps.cpmc.columbia.edu/annual/report06/development.html

エール大学のサイト
http://www.yale.edu/

ゴールドマン・サックス証券のサイト
http://www2.goldmansachs.com/

医学研究に個人資産を寄付するというのは、北米では良くあることですし、実にロックフェラーからの伝統ともいえますが、その一翼をアジア系のアメリカ人が担っているわけです。

2008年4月24日木曜日

ビデオニュース・ドットコム インターネット放送局

私が毎週視聴しているインターネット番組のページ。海外で日本のニュースの核心を知るには、非常にお勧めです。1ヶ月525円程度で、これだけ解説を得られるのは大変ありがたいと思っています。

http://www.videonews.com/

以下のように、うたわれています。
http://www.videonews.com/explanation.php
「報道本来の役割を全うするためには、広告に依存しない収益構造が必要となるが、そのためには、多くの視聴者の方々に浅く広くサポートしていただくシステムを作る必要がある」との認識に基づき、ビデオニュース・ドットコムは2001年より有料会員制を採用。一部のプレミアムコンテンツをご視聴いただくためには、1ヶ月525円(税込み)の会員登録が必要となります。視聴者の方々に毎月の会費をご負担いただくことで、スポンサー圧力を受けない良質な報道を目指します。

私が10年以上も前に、大学で宮台真司氏の授業を受けていた頃には、彼はまだ現在のように社会活動を広範には行っていませんでした。これからも、がんばってもらいたいと思います。

社会学者:宮台真司氏(首都大学東京)のホームページ
http://www.miyadai.com/

宮台真司氏の記事(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%8F%B0%E7%9C%9F%E5%8F%B8

ビデオジャーナリスト神保哲夫氏のブログ
http://www.jimbo.tv/

神保哲夫氏の記事(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E4%BF%9D%E5%93%B2%E7%94%9F

2008年4月14日月曜日

HOYA株主の失われた8年

2000年6月に私の従兄弟でもある、鈴木洋氏が最高経営者(CEO)になったときの株価が2375円。そして今現在で、2008年4月の株価は、高値2815円から安値2400円の間で取引されています。つまるところ、長期保有をする投資家に対して、8年間の間に、鈴木氏はほとんど企業価値を増やせなかったわけです。本当に残念なことですが、事実は事実として受け入れるべきでしょう。決して、変な言い訳をしないように。

ペンタックス買収がHOYAの成長戦略として、すべてにおいて疑問であることもあるが、結局のところ、特に2000年以降の間に、企業の価値を真の意味で上げるR&Dや設備投資を行ってこなかったことが、その原因に尽きます。

日経新聞が何を血迷ったか、「成長企業の軌跡(2)HOYA(株価上昇率8位)(ブラックマンデー20年) 」などという記事を去年の10月ころに書いていましたが、ここ2年間の間で株価がほぼ半分になってしまったことで、2000年以降の株価の上昇率は、日本企業の月並みなものになってしまいました。もう一度言っておきますが、HOYAが90年代に優良企業になれたのは、70年代から80年代に、ガラス研磨技術をプラットフォームにした事業開発を行って、差別性のある製品を世に出し、そこに重点投資をしたからです。鈴木洋氏は本社の経営者になった2000年以降、まったく新規事業の開発を誠実に行いませんでした。

2000年以降も、途中までは経常利益は伸びていましたが、そのこと自体は2000年以前の経営判断の結果で、2000年6月の時点で株価に予想され、すでに反映されているものだったことも、ここで確認しておく必要があります。鈴木氏は記事上で、以下のようにコメントしています。「バブル崩壊時の経営陣が、そこから始まる長期の経済低迷、いわば“失われた十年”を予見していた」。自分の責任である「HOYA株主にとっての失われた8年」を、次期株主総会できちんと誠実に総括し、株主の質問に長時間をかけてでも、誠実に答えてほしいと思います。

2008年4月12日土曜日

私が問題にしている記事

以下について、鈴木氏が90年代後半に主導した投資活動は、すべて破産に終わって、株主価値に損害を与えた。2000年代に入っても、前述のExponent Photonics社や、Radiant Images社の投資など、全く成果を挙げていない。それにも関わらず、このような記述を世間に垂れ流している事自体が、株主に対する背信ではないか。

すでに別のところで詳しく述べたように、HOYAが高収益企業になったのは、フォトマスクしかり、マスクブランクしかり、ガラス磁気ディスク基盤事業しかりで、80年代までの技術開発の成功に負っているからであって、ベンチャー投資や社外取締役制度は、そのこととはまったく関係ない。

編集長インタビュー  HOYA社長●鈴木 洋( 2003/10/18 ) 
interviewer●辻広雅文(本誌編集長) 
http://www.arukikata.ne.jp/daigaku-net/news_152.html

――米国の社長時代、ベンチャーへ積極投資しましたね。
鈴木 ためになったのは、ベンチャーキャピタルやコンサルタントと一緒に取締役としてベンチャー経営にかかわったことです。それまでの仕事は、HOYAという枠組みの一部にすぎなかった。しかし、ベンチャーは野原にポツンといるのに似て、どこへでも動ける。選択の幅がすごくある。業態転換、撤退、大リストラ、合併、なんでもあり。でありながら、5年先のビジョンはある。非常に異質なおもしろい経験でした。